人気ラーメン店「支那そばや」の創業者である佐野実さんは、63歳で亡くなられています。
「ラーメンの鬼」という異名で知られていて、亡くなる数日前にも病室でラーメンを食べていたそう。
佐野実さんの死因は糖尿病と言われていますが、実際のところはどうなのか、くわしく調査しました。
【佐野実】ラーメン店「支那そばや」を創業
1951年に神奈川県の横浜市で生まれた佐野実さん。
佐野実さんは子どもの頃からラーメンが好きで、家族に自分で作ったラーメンをふるまっていたそう。
高校卒業後は15年洋食レストランに勤めますが、1985年(34歳)に念願のラーメン店「支那そばや」を開業。
その後、人気テレビ番組「ガチンコ」のラーメン職人を育成する企画で不動の人気に。
日本のラーメン界の重鎮として知られ、多数のメディアに出演されていました。
【佐野実】2014年に多臓器不全で死去
そんな佐野実さんは2007年(56歳)頃から糖尿病を患い、体調不良に悩まされていました。
そして2014年2月には糖尿病が悪化して倒れ、緊急入院に。
家族や弟子の看護により一時は回復していましたが、2014年4月6日に容体が急変。
その後、血圧が急激に低下し、2014年4月11日、多臓器不全により最後は病院で息を引き取られました。
【佐野実】死因は糖尿病の悪化による多臓器不全
佐野実さんの死因は、糖尿病の悪化による多臓器不全です。
糖尿病とは、インスリンが十分に働かないために血液中を流れる血糖が増えてしまう病気のことを言います。
血糖が増えすぎてしまうと、次のような症状が出てくるそうです。
- 喉が乾く、水をよく飲む
- 尿の回数が増える
- 体重が減る
- 疲れやすくなる
糖尿病が悪化すると血流が悪くなるなどして、多臓器不全に陥ることもあるんだとか。
【2007年】糖尿病が発覚
妻のしおりさんが、夫の佐野実さんが糖尿病ではないかと勘づいたのは2006年(56歳)頃。
帰宅すると疲れた様子で、しきりに喉の渇きを訴え、水を飲むのです。そんなに濃い味のものを食べたわけでもないのに。
しおりさんの母も糖尿病で同じ症状であったことから、ピンと来たそう。
佐野実さんは2007年に健康診断を受け、そこでやはり糖尿病であることが発覚します。
【2014年】糖尿病の悪化で多臓器不全に
仕事を控えインスリン注射などで自宅療養をしますが、糖尿病は徐々に佐野実さんの体を蝕んでいきました。
2013年からは高熱に苦しまれ、2014年2月には入院を余儀なくされます。
このまま放っておいたら、あと3日もつかどうか。腎臓も肝臓もほとんど機能していない。
集中治療室で人工透析を受けますが、2014年4月11日、多臓器不全により帰らぬ人となりました。
【佐野実】糖尿病の原因はラーメン?
佐野実さんの死因についてはラーメンの食べすぎではないか、とウワサされていたようです。
職業柄、毎日味付けのしっかりしたラーメンを食べる必要があったと考えられる佐野実さん。
亡くなる数日前にも病床で弟子が薄めに作ったラーメンを食べていたのだとか。
薄くて不味い、毎日店でこんな物出しているのか
ですが、佐野実さんが糖尿病になったのは、ラーメンばかりが原因とは言い切れません。
人気者で忙しかった佐野実さんは、テレビ出演などで頑張りすぎたりストレスが多かった可能性も。
ですが、実際にラーメンはカロリーが高く塩分も多そうなので、気になりますね。
病気にならないラーメンの食べ方は?
急激に血糖値を上げないラーメンの食べ方もあるようなので、ご紹介します。
- 最初にスープや具材から食べる。
- お酢などの調味料を使う。
- ご飯ものの追加をやめる。
- 〆のラーメンをやめる。
出典:hc.nikkan-gendai.com
気を付けて美味しく食べたいですね。
まとめ
佐野実さんの死因は糖尿病による多臓器不全であることが分かりました。
糖尿病は血糖が増えるとなる病気のため、食と密接に関係しています。
血糖を増やさないよう日頃から食べ方に気をつけて、糖尿病になるのを防ぎたいですね。
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