テレビドラマ「太陽にほえろ!」で一躍有名となった松田優作さん。
実は映画の撮影中に膀胱がんであることが発覚してしまいます。
松田優作さんは一体どのような病状だったのでしょうか。
この記事では、松田優作さんの死因となった病気についてまとめました。
【松田優作】1989年に膀胱がんで死去
まず初めに、40歳という働き盛りで亡くなった松田優作さんの俳優としての経歴をご紹介します。
年表はこちら
- 1971年 劇団「新演劇人クラブ・マールイ」に入団
- 1973年 ドラマ「太陽にほえろ!」出演
- 1976年 傷害罪で有罪判決を受ける
- 1976年 アルバム「まつりうた」リリース
- 1976年 アルバム「まつりうた」リリース
- 1988年 映画「華の乱」出演
- 1989年 映画「ブラックレイン」出演
- 1989年 11月6日に膀胱がんで死去
松田優作さんは1973年、刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で一躍有名になります。
その後数多くの作品に出演しました。
1989年に公開された映画「ブラックレイン」が最後の作品です。
では、松田優作さんに膀胱がんが発覚したのはいつだったのでしょうか。
【松田優作】膀胱がんを発症したのはいつ?
松田優作さんが初めて血尿になったのは1986年春のことでした。
その際は膀胱炎と診断されたそうです。
それから1年半後の1988年、松田優作さんに膀胱がんが発覚しました。
映画「華の乱」の撮影中、松田優作さんは非常に強い痛みに襲われます。
排尿ができなくなってしまい、腹部の膨らみや血尿、排尿時の痛みに加えて下腹部と背中に痛みがあったそうです。
1988年9月27日に病院へ行ったところ、膀胱タンポナーゼと診断されます。
そして、膀胱洗浄による尿排出の応急処置が施されます。
この時、潰瘍が膀胱の一面に広がるような状態でした。
潰瘍を生体検査したところ、膀胱の約1/4にわたる膀胱がんであることが判明。
自分の病気については家族に告げないでください。
松田優作さんは映画「ブラックレイン」の撮影を優先させるため、手術や抗がん剤治療を行いませんでした。
治療よりブラックレインの撮影を優先
松田優作さんは、映画「ブラックレイン」の撮影を行うことに強い熱意を持っていました。
どうしてもやり遂げたい。たとえそれで命を落としたとしても、やらせてください。
既にがんは末期でしたが、痛み止めを飲みながら撮影に臨んでいたようです。
しかし撮影関係者にはがんであることは明かさず、共演者の安岡力也さんのみが知っていました。
松田優作さんは1989年10月7日、クランクアップしたため再入院し治療を開始しました。
【松田優作】最期の様子は?
再入院した松田優作さん。
治ったら一緒に『ブラック・レイン』観に行きましょう。
医者にそう語っていたものの、1ヶ月後の1989年11月6日、40歳で息を引き取りました。
直接的な原因は、膀胱がんが腰に転移したことだったと言われています。
死の2日前には原田芳雄さんの前で泣きながら点滴を引きちぎったそうです。
【松田優作】葬儀の様子は?
原田芳雄さんは告別式の日、『生き返ってでてこい!』と弔辞を読んでいます。
また、通夜の際は800人もの方が参列しました。
参列者はこちら
- 高倉健
- 桃井かおり
- 原田芳雄
- 水谷豊・伊藤蘭夫妻
- 成田三樹夫
- 石橋蓮司
- 安岡力也
- 萩原健一
- 倍賞美津子
- 勝新太郎
- 吉永小百合
- 仲村トオル など
妻である美由紀夫人も出棺の際には号泣。
優作さん、置いていかないで
長男の松田龍平さんと次男の松田翔太さんも号泣し、長女の松田夕姫さんは呆然としていたそうです。
膀胱がんの原因は?
では膀胱がんの原因はなんでしょうか。
膀胱がんは罹患率が低く、18.5例(人口10万人のうち)というデータもあります。(※2019年がん情報サービス)
一般的に、喫煙者はタバコを吸わない人に比べて4倍膀胱がんになりやすいと言われています。
膀胱がんの確立された危険因子は喫煙です。
引用:ganjoho.jp
その他の原因としては、職場等で特定の化学物質にさらされることで発症リスクが高まることがわかっているそう。
原因を特定はできませんが、禁煙をすることで膀胱がんの発生率を減らすことができるそうです。
松田優作さんは1日に100本のタバコを吸うくらいヘビースモーカーでした。
そのため、松田優作さんの膀胱がんも喫煙が原因の1つだったのではないかと言われています。
まとめ
松田優作さんの最期についてまとめました。
喫煙すると膀胱がんになる可能性が相当上がると言われています。
日頃から生活習慣に気をつけることも大切だと言えそうです。
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