アイドルグループ「キャンディーズ」の元メンバーで、グループ解散後は女優をされていた田中好子さん。
そんな田中好子さんは2011年(55歳)に亡くなられています。
田中好子さんの死因について、くわしく調査しました。
【田中好子】2011年(55歳)乳がんで死去
田中好子さんは1973年にアイドルグループ「キャンディーズ」として17歳で歌手デビュー。
「スーちゃん」の愛称で親しまれ大人気アイドルとなりますが、1978年にキャンディーズは解散。
その2年後には芸能界に復帰し女優として活躍されていましたが、36歳(1992年)で乳がんを発症しています。
乳がんについて詳しく知る
乳がんは乳腺の組織にできるがんです。乳がんの主な症状は乳房のしこりです。自分で乳房を触ることで気付く場合もあります。他には、乳房にくぼみができる、乳頭や乳輪がただれる、左右の乳房の形が非対照になる、乳頭から分泌物が出るなどがあります。
引用:ganjoho.jpがん情報サービス
周囲には病気を隠して女優活動を続けますが、連続ドラマ撮影中の2003年には抗がん剤の副作用でウィッグが必要に。
頭皮にトラブルがあるため、メイクも個室で。
ずっと公表しないまま闘病生活をされていましたが、2011年4月21日に乳がんのため55歳で亡くなられました。
【田中好子】乳がんが発症したのはいつ?
田中好子さんは結婚した翌年の1992年(36歳)に、左乳房に乳がんが見つかります。
早期発見のため、腫瘍を取る手術を受け、年に3回程度の定期検診を受けていました。
さらに、田中好子さんは乳がんの他にも病気を患い、その闘病生活は19年にも渡るものでした。
- 1992年:左胸に乳がんを発症
- 2006年:多臓器にがんが転移
- 2010年10月:十二指腸潰瘍を発症
- 2011年2月:肺や肝臓にもがんが転移
2010年10月には十二指腸潰瘍を発症したことで免疫力が低下し、体力が回復しませんでした。
再入院した2011年2月には乳がんの再発と、肺や肝臓にまで転移している事が判明。
病状は急激に悪化し、残念ながら回復することはありませんでした。
【田中好子】乳がんのステージは?
田中好子さんは乳がんであることを隠されていたため、乳がんのステージ数はくわしく分かっていません。
ですが、夫の小達一雄さんは記者会見で次のようにコメント。
結婚翌年の1992年に乳がんが見つかり、いくどか再発を繰り返したが、いずれも早期発見で秘密裏に治療を受けながら芸能活動を続けていた。
田中好子さんは早期発見だったため、腫瘍だけを切除する乳房温存手術を受けたとの事。
しかしその後、右の乳房に転移するなど、局所的な再発と治療を繰り返していたようです。
20年近い闘病の末、多臓器に転移して亡くなりました。
乳がんは進行が遅く、手術から20年以上たって再発するコトは珍しくないそうです。
【田中好子】最期の様子は?
田中好子さんは夫から亡くなる1ヶ月前頃に余命を聞いて、お世話になった人にメッセージの録音を残されています。
そのメッセージは、田中好子さんの葬儀のときに流れました。
今日お集まりいただいている皆さまにお礼を伝えたくて、このテープを託します。キャンディーズでデビューして以来、本当に長い間お世話になりました。幸せな、幸せな人生でした。心の底から感謝しています。
特にランさん、ミキさん、ありがとう。2人が大好きでした。
(メッセージ一部抜粋)
また、キャンディーズのメンバーの伊藤蘭さんと藤村美樹さんは、田中好子さんの臨終に立ち会っています。
田中好子さんが危篤状態のときに、2人とも家族同然だからと親族の計らいで病室に呼ばれました。
2人は田中好子さんが息を引きとるまでの7時間もの間、ずっと「スーさん」と名前を呼び続けていたと言います。
まとめ
田中好子さんは乳がんのため亡くなられています。
長く闘病生活をしながらも周りには公表せずに活動を続けられていたことはさぞ苦しかったことでしょう。
最後になりましたが、田中好子さんのご冥福をお祈りします。
コメント